2014.12.13
The Ryan Driver Quintet / ・・・Plays The Stephen Parkinson Songbook
今年も終わりに近づき
一年を通して聞いた音楽の総括(笑)
best10を決めようかと思っていた最中
素晴らしい作品にまた出逢っちゃいました!
スゲェいいよ
本当だから
お願いだから聞いてよ(笑)
ライアン・ドライヴァーは数多くの作品に参加し
自身名義ではポップなフォーク作品をリリースしている
トロントのミュージシャン
参加作品にはフリージャズやアヴァンギャルドな作品も多く
多彩な才能を発揮している
本作品はトロントを拠点に活動する作曲家/ギタリストの
スティーヴン・パーキンソンによるもの
50年代の古めかしいスモーキーな
ジャズ・ヴォーカルを再現しており
チャット・ベイカーあたりを彷彿させる
ラウンジーなムードで甘くロマンティク
ポップスとしても最高の出来栄え
こう書くと『な〜んだ!ありきたりのカフェ・ミュージックか?』
と思われるかもしれませんが
そんな陳家な音楽はおすすめしないです!(笑)
このバンドの最大の特徴は前衛的なアレンジにあるんです
ピアノ、ベース、ドラム、ヴォーカルは確かにシックでロマンティクですが
バックで不穏な不協和音を鳴らす怪しき者がおるんです(笑)
ノイズを操ってフリーなインプロヴィゼーションを延々と繰り返す
ギターリストが・・・
時折サックスまでもがメロディーから外れて行きます
想像するとかなり耳障りでアヴァンギャルドな感じがするでしょう?
が
抑制されたフリーの寸止め感が絶妙で
やりすぎない美学を貫いています
これって大事だよね(笑)
見事にスタンダードな気品溢れるオールド・ヴォーカルジャズと
情緒不安定なギターとサックスが溶け合い
素晴らしいサウンドを作りだしているんです
リラックスして聞ける反面
仄かな緊張感が謎めいていて中毒性がありますね
一度聴いたらやめられない作品
私もやられました
・・・・・
やめる事が出来ない
・・・・・
○○ドラックじゃあ無いし
社会的に問題ないですよね(笑)
・・・・・
毎日聞き狂ってますよ!最高!!
本年度の総括としてNo1間違いないです
今のところね(笑)