2011.05.01
勝手に映画評価
勝手でいい加減な評価をする自己満足100%の『ViVa!! AllCinema』
「何か面白い映画ない?」という人のために! 参考になるかな? ならないよな〜(笑)
彼女が消えた浜辺
第59回ベルリン国際映画祭で銀熊賞に輝いた
極上の心理劇を描いたイランの映画
行ってみないと判らないよ
イランと言うと
厳格なイスラム原理主義の国がイメージされるけど
この映画を観る限り、そんなこともないらしい
ごくフツーの人達じゃん
内容は”婚約者”と別れたがっている女性のために
ついた小さな善意の嘘が
結果的に人間関係をグチャグチャにしてしまう
イスラム圏では、婚約者のいる女性に
他の男を紹介するなんて
とんでもないことらしい
まあ、他の国でも常識的にはあたりまえのことですけど・・・
全くと言って良い程
イランの一般人のことを
知らないので
「へ〜こんな感じなんだ」
ということで
楽しめたのかな
安く仕上げた映画だけど
テンポ良く飽きずに見れましたョ
セラフィーヌの庭
フランスの女流画家である
セラフィーヌ・ルイの生涯を描いた伝記映画で
2008年度のセザール賞では7部門を制した作品
ヨランド・モローの名演技
”実在した画家の生涯”という事なんだけど
なにより主人公の演技に圧倒されます
彼女でなければこの映画は良くある
苦労の末、立ち上がる”素晴らしき人生”みたいな
つまらん作品になっていたでしょう(笑)
物語は
独人画商のウーデが彼女の才能を見出し
経済的援助をして
彼女の才能を開花させるが
戦争や大恐慌が起こり
援助が出来なくなり
セラフィーヌは精神のバ ランスを崩していき・・・
こんな感じの内容
とにかくヨランド・モローの演技に注目です
セラフィーヌ・ルイ本人
プレシャス
サンダンス映画祭でグランプリを受賞
アカデミー賞6部門にノミネートされ
助演女優賞と脚本賞を受賞した
マライア・キャリーやレニー・クラヴィッツも出演
この2人は要らないです(笑)
無名の俳優さんを起用したほうが
リアリティーが増したんじゃないかな?
人ごとではないアメリカの病
移民、ドラッグ、貧困、近親相姦、虐待,いじめ
こんな環境下で育てられればまともなわけないよ
でもね、主人公は希望を見いだして少しずつ歩き始めるわけ
女性教師の支えを借りながら・・・
この手の話しは趣味じゃないけど
重く心に何かがひっかかり
やり場のない悲しみが伝わりました
16歳の主人公プレシャスは読み書きも出来ないんですよ
貧困が教育を阻害して
様々な病が蔓延していくんだろうな
格差社会はやはり問題だよ
しかしこんな環境がフツーにあるのかね
本当だとしたら辛いですよ
日本もこうなりつつあるのかな・・・