2022.04.02
Branko Mataja / Over Fields And Mountains
辺境音楽ファンにオススメの一枚
どう表現したらいいか分からん
けど
最高!
流行を追っかける薄っぺらさとは
ほど遠い位置にあるカルト的な音楽かな?
1923年に旧ユーゴスラビア(現在のセルビア・ベオグラード)に
生まれたブランコ・マタジャは
第二次世界大戦中ナチス・ドイツの労働キャンプで過ごし
戦後はアメリカのノース・ハリウッドへと移住
ギター製作に没頭し
1973年、80年代に2枚のアルバムを製作
そのアルバムから選りすぐりの楽曲で構成された本作品は
ユーゴスラビアの伝統音楽をフワフワとしたトレモロの効いた
ギターで叙情的に哀愁をおびたメロディーに乗せ
淡々と奏でるユニークなもの
祖国を離れ敵国の地からアメリカへと数奇な旅をし
故郷に敬意と思いを馳せた
ブランコ・マタジャ
だからこそのサイケなサウンドがココにある
イイです!