2025.05.28
大森にあった古書店「山王書房」の店主である
故・関口良雄さんが
還暦祝いで出版へ向け準備を進めるも
病のため59歳で逝去
その翌年に完成(1978年)した随筆集『昔日の客』は入手困難となり
"幻の一冊"と呼ばれていたそうです
2010年に再版しロングセラーになっているということで
気にはなっていたが
『〇〇の客』の〇〇ってなんて読むの?
という初歩的な疑問から
学のない者が読む本では無いなと判断し
ほしい物リストの隅に追いやっておりましたが遂に購入
作者は文学に精通した大正生まれの方らしく
小難しい感じの言い回しと漢字も多いが
スマホが有れば問題なし笑
文豪達との触れ合いや失敗談など
多くの交流から作者の人となりが伺え
味わい深い内容で
思っていたより素朴な雰囲気
忘れた頃に本棚から取り出しホッコリしたい時におススメの
心地良い本でしたよ
早く読めば良かったと後悔してます