2023.01.09
Tenci / My Heart Is An Open Field
シカゴの女性SSW「Jess Shoman」を中心とする
4ピース・バンド「Tenci」
2020年リリースのファースト・アルバムです
最近
寝る前によく聴くヘビロテな一枚なんですよ
ちょっと言い表せないほどの感動を受けた作品ですが
何度か聴くうちに
今では感心させられる毎日を送らせて頂いております
カントリー/マウンテン・ミュージックを
現代のインディーフォーマットに
違和感なく落とし込んだバンドは
数多くありますが
これほどオリジナリティーに溢れるバンドは珍しいと思いますよ
古き良きアメリカンロックをダブ化した
「Hiss Golden Messenger / Sounding Joy Dub」
を聴いた時と同じ衝撃的なアルバムですね
もちろん「Tenci」の表現はソレとは違いますが
唯一無二といってもいいんじゃないかな?
反復的なフィンガー ピッキング
呟くベース、漂うブラシ・ドラム
チェロ、ピアノ、ペダル・スティール・ギターの
簡素でいて味わい深いロウファイな演奏も素晴らしいんですが
なんと言っても
このバンドのキモは「Jess Shoman」のヴォーカルスタイルにありますね
ひと昔前のマウンテン・ミュージックの歌手
例えばドリー・パートンのような
不安定なビブラートを伴う裏声混じりの歌い方と言えばいいのでしょうか?
それにオルタナ的不気味さと独特な発音の遊びをプラス
とにかく変!笑
だが素晴らしい!
新年早々、貴重な音楽体験をさせていただきました!
おススメです
ちなみに2018年リリースのEPでは
この独特な歌い方はしておらず
いたってフツーでした笑
遅れましたが
明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします!