2018.08.07
あらすじ
舞台は2002年の日本
20世紀初頭
植民地向けの娯楽品として
製造されたピアノ「ヴァルファールト(巡礼の意) 」
その中の一台に
カメルーンの呪術師が呪いをかける
時代は移り
そのピアノは東南アジアの王族のもとへ
そして現代
日本の調律師「戸田ナツ子」に修理が依頼される
様々な時代の人々のエピソードが
一台のピアノを通じて語られ
クライマックスに向け怒涛の結末へ・・・・・
シマトラにハマル
『東京命日』『ラスト・ワルツ』同様
本作品も作者シマトラの
気持ちのよいホラ話が物語の見せ場を盛り上げる
もっともらしいい歴史の中の史実とウソが
あたかも事実のような奇跡を起こす物語と
前後にシャッフルする映画的なコマ割りが
読み返しを余儀なくされるが
何でなの?
苦じゃなく楽しいんだよ
笑、もう完璧ハマってんじゃんシマトラ・マジックに
真実めいたホラ話なのに
なんでこんなにもリアリズムを感じて
ストーリーに引き込まれるのか?
まあ、どうでもいいか
謎なんだが感動は本物だからね
もう少しシマトラさんを追っかけてみます(笑)