2016.09.16
迷ったときはコレ!! ゆる〜い映画批評 No36
突然ですが
1年8ヶ月ぶりに書く映画のブログにお付き合い下さい(笑)
邦画の私的金字塔と言えば
文句なく塚本晋也監督の『鉄男』
そして
原一男監督で『ゆきゆきて、神軍』ですね
寅さんシリーズや
世界に誇る日本の特撮もの『サンダ対ガイラ』『マタンゴ』
アニメなら『エヴァ』や『緑子』『燃える仏像人間』なんか好きだなァ
つい先日、ふと思い出し観賞した邦画がありまして
それが
原作が色川武大(いろかわたけひろ)
別名、永遠のギャンブラー阿佐田哲也と言った方が判りやすいか?
監督は和田誠で
1984年の作品
舞台は戦後の混乱期
ギャンブル好きな青年
『坊や・哲(真田広之)』が
『上州虎(名古屋章)』
『ドサ健(鹿賀丈史)』
『出目徳(高品格)』
『女衒の達(加藤健一)』
など賭博に魅入られた輩に
壮絶な博徒人生を見せつけられ
成長してゆく姿を描く
個々のネーミングが良い味だしてます
どう考えても
褒められた人生では無い連中ですけどね
ところが
見事な役者の演技が役の個性を際立たせ
非常に魅力的で憧れさえ抱いてしまうんですね
青天井ルールの麻雀のシーンなど
手に汗握る展開になっていて
下手なアクション映画などより
数倍心地よい緊張感を味わえる
傑作ですね
80年代初頭には『狂い咲きサンダーロード』や『竜二』なんて
カッコええ映画がありましたが
やはり『麻雀放浪記』がいいですね
ところで・・・・
告白しちゃいますけど
私
麻雀の簡単な役ぐらいしか知らないド素人なんです(笑)
ギャンブルにもまったく興味ありません
そんな私が面白く観れるんだから
麻雀を全く知らなくても充分楽しめると思いますよ
女性より、やはり男性向きの映画かな?
義理人情など重んじる方はは是非(笑)