2017.05.15
五十嵐大介・・・この漫画がすごい
非現実的な感覚を
独自のイメージで
圧倒的な画力と繊細な描写を用いながら
何気ない線で描く
五十嵐大介氏の『ディザインズ』
この漫画がすごい!!
あらすじ
人類の未来へとつながる
壮大な計画のため
遺伝子を『設計』された
ヒトと動物とのハイブリッド
異形の生物『HA (ヒューマナイズド・アニマル』
人間の欲望の為に
殺戮の現場に投入され
驚異的な身体能力を発揮するが
その『HA』が持つ
生物それぞれの固有の認識世界
*『環世界(ウムヴェルト)』は
人類を圧倒する危険性を持ち合わせる
と・・・・・まぁ、こんな感じのSFです
* 環世界とは生物それぞれの固有の認識世界、生物によって見えてる世界が違うということ
・・・・・らしい
期待値大
まだ2巻どまりなんで
どんな展開になってゆくのか
未知数ではありますが
私的には
その世界観が素晴らしく
どうかこのまま上り調子で
楽しませて下さい!
と
日々願っている訳で・・・・・(笑)
2004年
文化庁メディア芸術祭
マンガ部門優秀賞した
五十嵐大介氏の『魔女』全2巻は
日常と非日常の境界を描いた様な
不思議な感覚に包まれた作品でした
この『ディザインズ』も
不思議な感覚プラス
嫌だけど好きな感覚というか
自然界を超越し異形を作り出した
後ろめたさによる罪悪感
人間の驕りみたいなもんが
ばつの悪い空間を作り出しているにもかかわらず
何故か?妙にいごこちが良いんだな
考えてみれば
幼少の頃、大好きだった小説
子供むけに編集されたH・G ウェルズ氏の
『モロー博士の島』の影響ですね
人間と動物のハイブリットを作り出すという
共通点があるからね
子供の頃の恐いもの見たさの感覚が
いごこちの良さに繋がっているんだね
成長していない俺?ということになりますね(笑)
いずれにしても
全てにおいて最高に楽しめる漫画ですよ
素晴らしい!!
『ウムヴェルト』
左から『ディザインズ』1巻、2巻
そして
読み切り短編集『ウムヴェルト』
こちらには『ディザインズ』の原型となるお話が入っていて
五十嵐大介氏の『環世界』が惜しみなく体験できる内容になっています
興味のある方は是非
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