2016.08.08
一生ものの・・・この漫画がすごい
一生ものの漫画といえば
松本零士の『男おいどん』や日野日出志の『赤い蛇』に限るが
(こちらは過去のブログをご覧いただくとして)
・・・・・(笑)
大友克洋氏による、この『童夢』も捨て難い
この漫画がなかったら
かの超名作『AKIRA』は無かっただろうし
今に至る大友克洋人気も無かったに違いない
それほど重要な作品なんだ
振り返れば
初めて『童夢』全1巻を手にしたのは
1983年頃のことか?
それから少なくとも4冊は買いなおしている(笑)
どう言う訳か見あたらなくなるのである
若い頃のだらしない放浪癖のせいか?
はたまた『童夢』に宿るサイキック・パワーのせいか?
いずれにしても今は廃刊となっていて
中古でしかお目にかかれない
そうなんです
ブログを書こうと探したところ
また姿が無いんです
・・・・・
これはもう
今ではしっかりと地に足をつけ生活している訳で
放浪癖のせいではなく
サイキック・・・・(笑)
アマゾンで5冊目クリックしなきゃね♥
『童夢』は日本SF大賞(小説以外の初受賞)に輝く
日本の漫画を代表する一冊と言っても過言では無い
素晴らしい作品なのだ
あらすじ
ある団地で不可解な変死事件が
次々に起こり
警察が手がかりも
つかめずにいる中
一人の少女がある老人の仕業と
気付く
犯人探しのミステリーから一変
ホラーさながらの
超能力を駆使した戦いになるが
・・・・・
こんな感じ(笑)
この漫画を初めて読んだ時の衝撃はハンパないものだった
綿密な構成、繊細な画力
変幻自在なアングルから捉える映画的なアプローチ
動きとスピード感をここまで感じた漫画はかつて無かった
大友克洋氏の『童夢』や『AKIRA』にあるのは音楽的ビートであり
まるでアドレナリン全開のジェットコースターの様な
陶酔した心地よい破壊思考が癖になる
なんど読んでもそのつど感動と興奮を与えてくれる作品なんだ
このシーンを見てくださいな
頭の中で壁が破壊され
へこんだ音がしませんでしたか?
ズン
これが大友氏の『童夢』どす
(笑)