2017.06.11
五十嵐大介のもう一冊・・・この漫画がすごい
前々回、『ディザインズ』の記事に引き続き
五十嵐氏のもう一冊『海獣の子供』もどうですか?
コレも相当面白いですよ
第38回日本漫画家協会賞優秀賞
第13回文化庁メディア
芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞した
2011年の作品
全5巻完結の本作品は
最終巻で賛否がかなり分かれた
作品でしたね
否定的な理由もわかるんですよ
謎の部分が説明されていないって
ところなんだろうなってことは・・・・・
でも
全てが説明されなくても私的には充分
感覚的に作者の
そして物語の凄さが伝わりましたけどね
『アイアムアヒーロー』の完結の仕方とは
比べ物にならないほど楽しめましたよ(笑)
それだけ好みや捉え方が違ってくる作品
と言う事にしておきましょう
あらすじ
コレがまた
簡潔に説明しづらい内容でして
・・・・・(笑)
とある夏休みに少女「琉花」は
ジュゴンに育てられた
「海」と「空」に出逢う
すると
様々な不思議な出来事が起こり
海を中心とした
全ての誕生にまつわる
とても大きな物語の鍵をにぎる
少女として翻弄されるという幻想奇譚
そして物語は意味付けを拒否した
[神話]へと様変わりし始める
まあ
読んでみないと解らんけど
なにやらスゴい物を読んだと言う感覚は得られると
思いますよ
何度も読み返したくなる場面が沢山ありました
それに繊細な画力が
さらに物語を押し上げている気がしますね
五十嵐氏の『魔女』と言う短編集もあわせて
読んでみると
この方の世界観がわかるかもしれません
万人受けはしないけど素晴らしい作品ですよ
おすすめです