2018.02.28
・・・・・この漫画がすごい
『東京怪童』に引き続き「望月ミネタロウ」氏の
『ちいさこべい』
意地と人情の全4巻
この漫画がすごい
あらすじ
作家 山本周五郎の時代小説を
「望月ミネタロウ」氏が現代にリメイクし漫画化
実家である工務店「大留」が地域の大火事で焼け
両親を亡くした若棟梁「茂次」は
父の言葉を胸に「大留」再建を誓う
そこに
身寄りのないお手伝い「りつ」が住み込む
りつは自身の辛い過去と照らし合わせ
「大留」同様火事で福祉施設を失った
孤児たち5人の面倒を見るから一緒に住まわせてほしいと願い出る
まだ二十歳のりつだがその気迫に負け
条件付きで了承する茂次
ここから義理と人情
そして意地の「大留」再建の人生劇場が始まる・・・・・
感想
いいよ、感動だよ
なんていい話なんだよ
以前、ご紹介した『東京怪童』も素晴らしかったけど
これもいいよ
「誰の力も借りねぇ」なんて意地をはる
放浪息子だった若棟梁「茂次」が
一癖も二癖もある大工たちや
ガンコなりつが育てると決めた孤児たちをまとめながら
そして
周囲の様々な意見に戸惑いながら
意地と筋を貫く
いかにも日本的で古風な王道のストーリー展開
最後にはそれぞれの心地よい居場所を見つけるという
ハッピーエンドな終わり方
一昔前の私だったら絶対感動しないであろうベタなお話
だが
素直に言っていいかな?
泣く寸前でした(笑)
一度と言わず何度でも読み返してほしい漫画です
昭和という時代がまたひとつ遠のく今
「なんとも寂しいね」
なんて方におすすめですよ(笑)