2016.04.29
笑って泣ける?この漫画がすごい
笑いって人それぞれ
ツボが違うよね
2016年 R-1の優勝者
「ハリウッドザコシショウ」は
大爆笑でした
でも・・・
たぶん・・・
2度見たらは笑わないと思う(笑)
が
古谷 実氏の漫画『サルチネス』は
4度読み返しても笑えます
保証はしないけどね(笑)
古谷実 / サルチネス 全4巻
ものすご〜く細かいところまで
描いております
躍動感もハンパないし
上手いな〜
すげぇーなぁー
けど
ギャグマンガにこれだけの画力が必要なんだろうか?(笑)
いやいや必要なんです
だから面白いんですね
リアルな一コマがいい味だしてるんですぅー
漫才で言うならボケのオンパレードなんだが
哲学的な一面もありますし
気を抜いておるとホロリとさせられる場面もあるんで
要注意ですよ
あらすじ
祖父と妹の愛ちゃんと3人暮らしの
主人公の中丸タケヒコは
14歳から17年間引きこもりのクズだが
自分の生き方に絶大な自身を持つ
その生き方とは妹の幸せのみを考えて生きる
と言うこと
そんなタケヒコに祖父はこう告げます
「お前が自立しないと
愛ちゃんが安心して結婚出来ない」
まさか自分が愛する妹のお荷物に
なっていたとは思わなかった
タケヒコは大きなショックを受け
一念発起し、社会的自立を目指します
そこで知り合った人物達と
繰り広げる数々のトラブルを経て
妹の幸せだけを願って生きてきた
彼の想いは
・・・・・
古谷 実氏の漫画は面白いですね
今回の様な
「幸せって何?」って言う作品から
いたたまれない様な内容の
ダークな作品『ヒミズ』まで
幅広い才能の持ち主なんですね
素晴らしい!
暴走ぎみのタケヒコのキャラも良いし
彼と出会う人物のそれぞれが
社会的にはじかれた人物なのに
悪い奴では無いという
「まともってなんだよ」的
反骨精神バリバリの設定も◎
会話もちょっぴり哲学的なユーモアがあり笑えますよ
そして
素晴らしいエンディングに感動しました(笑)
全4巻といわず
もう少し長く読みたかった作品ですね