2015.01.24
迷ったときはコレ!! ゆる〜い映画批評 No35
敬愛するジョエル&イーサン コーエン兄弟監督作品
時はジョン・F・ケネディーが
アメリカ合衆国第35代大統領に就任した1961年
フォーク・ミュージックがアメリカを席巻していた時代に
冴えない不運続きのフォーク歌手
ルーウィンの一週間を描く物語
『バートン・フィンク』『ファーゴ』『ノーカントリー』
そしてイチ押し『ミラーズ・クロッシング』
数々の作品で魅力的な人物像を描いてきたコーエン兄弟
今回の作品も素晴らしかった〜
自分の才能を信じ
こうありたいと生きる勝手気ままな
フォーク歌手志望のルーウィンだが
どこか人に愛されるところもあり
周りの人達が手を差し伸べてくれるが
結果
表現者によくある驕りが
友人達を傷つけ裏切る選択をしてしまう
こんなストーリー
才能がないのかね?(笑)
売れる商業的音楽だけが素晴らしいとはもちろん思わないし
魅力も感じない物が殆どだけど
売れなくても心に響く物って在るじゃない
劇中のルーウィンの音楽にはそれがない
なんとなく引き込まれたかのような錯覚はあるけど
映像マジックだね
ラストシーンに登場する
ボブ・ディランらしきシルエットと歌を聞けば
現実に引き戻されるよ
格が違うんだな
ルーウィンにとって一つの時代の終わりを象徴していて
ジーンときたけど
・・・・・
でもね
何様?気取りのルーウィンってとても魅力があるんだよ
とってもピュアで頑固
結局生きるのがへたなんだ
ピュア過ぎるから現実世界と折り合いが悪いんだね
ただそれだけの事
生きるってしんどいよな!問題ないよルーウィン!
コーエン兄弟の人間の描き方や
ユーモアは本当に素晴らしいですね
引き込まれる作品が多いです
キャリー・マリガンも可愛いし
・・・・・
(笑)
いや〜けっこう楽しめる作品じゃぁないですか!
賛否両論あるでしょうが気になった方へ是非!!
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